靴の持ち主 ただ一人の為に。

修理が完了したブーツの最終仕上げをしている所です。

磨いて、紐を通して最終チェック。
お客様の顔と打ち合わせのした時の話を思い出しながら、喜んでいただけるかなと、、考えながらご用意するのは仕事の楽しみの一つでも有ります。

当店の靴修理サービスのクライアントは、靴一足に各一人づつ。皆様に喜んで貰える仕上げでは無く、靴のオーナーさん ただ一人に喜んで頂ける事だけを考えます。

お客様の顔をイメージして作業するのは、スピリチュアルな意味では無く、確実に靴の持ち主の希望や好み、目的に着地する為にとても重要で、仕上がりのレベルに大きく作用するのです。

そして自分も納得出来る仕上がりが、実際に喜んで頂いた、その声を聞いた時が職人冥利につきる瞬間です。